スポンサーリンク

保育園の無償化はずるい?求職中で仕事決まらないけど年間額は?

この記事は約6分で読めます。

育休や産休で職場を離れたママさん。

仕事をせずともお給料がもらえるなんて最高!

そんな思いで過ごしていた最中・・

「やっぱり外に出て仕事がしたい!」

そう感じてらっしゃる方も少なくないですよね。

そこで出てくるのが、子どもの預け先問題。

保育園ってどんなとこ?

何歳から入れるの?

費用は高くない?

そんな疑問をまるっと解決しちゃいます!

スポンサーリンク

保育園と幼稚園は、どう違うの?

子どもを預かってくれる場所と聞くと、

「保育園」と「幼稚園」の2つが

思い浮かぶのではないでしょうか?

あなたも幼い頃、

いずれかに通っていたかと思いますが、

その違いを説明できる人は、

そんなに多くはないでしょう。

● 保育園

  1. 目的:親の就業に伴い、委託を受けて保育する

  2. 対象年齢:0歳~小学校入園まで

  3. 預かり時間:7:30~18:00頃まで(標準保育時間は8時間)

  4. 保育料:保護者の所得に応じて自治体が設定

  5. 給食:あり

  6. 保護者の就労:必須

  7. 入園申込:区役所や役場へ

  8. 所轄:厚生労働省

● 幼稚園

  1. 目的:就学前の教育として、適当な環境で保育する

  2. 対象年齢:3歳~小学校入園まで

  3. 預かり時間:9:00~14:00まで(標準保育時間は4時間)

  4. 保育料:(私立)園側が設定 / (公立)自治体が設定

  5. 給食:任意(お弁当の場合もあり)

  6. 保護者の就労:問わない

  7. 入園申込:直接行きたい園へ

  8. 所轄:文部科学省

ざっと基本情報を並べましたが、

かなり違いがあることがわかります。

保護者の就労状況で、

まず入園対象が決まりますので、

これに伴い、園に通わせる目的はもちろん、

預かり時間の長さや、

給食の有無なども変わってくることは、

ご理解いただけるかと思います。

スポンサーリンク

何歳から入園するのが良い?

2019年5月に

東京新聞が行った「認可保育所の申込状況」調査では、

1歳児の申し込みが最も多く、

続いて多いのが0歳児です。

(20の政令市+東京23区が対象)

1年の育休期間は、自分で面倒を見たい、

という方が多いため、

この期間が終わるタイミングで復職するため、

このような結果となっています。

じゃあ、私もみんなと同じ、

1歳から預けることにしよう!と安易に考える前に、

入園の内定率を見てみましょう。

同調査における年齢別の内定率は、下記の通りです。

  - 0歳児:84%

  - 1歳児:72%

  - 2歳児:70%

1歳児以降が7割に留まってしまう理由としては、

0歳、または1歳で入園した子どもが

持ち上がりになりますので、

入園可能な人数が限られることにあります。

年齢が上がるにつれて、

入園できない可能性が高くなるため、

「本当は1年手元で見たいけど、

0歳から入れよう」と、

復職を見据えて、

やむ負えない判断をするご家庭もあります。

スポンサーリンク

保育料は、どうやって決まるの?

保育料の決定に必要なポイントを、

5つご紹介します。

① 住んでいる地域

  保育料の上限については、

国の定めた規定があります。

  この金額のうち、

保護者が負担する額は下記の通りです。

    保護者負担額=国指定の上限―自治体負担額

  自治体がどれだけ補助するかは、

 各々の財政状況や政策によって変わってきますので、

 お住まいの地域によって、どうしても差が出てきます。



  ご参考まで、
  満3歳未満の保育料(標準保育時間)を比較すると、
  こんな感じになります。

   - 国の上限:104,000円

   - 東京都(中央区):64,000円

   - 大阪府 : 70,600円

 世帯所得

  同じ世帯の所得を合計した金額から算出される「住民税」。

  この住民税の一部である「所得割課税額」から、

保育料は算出されます。

  (所得とは・・・)

   - 自営業 :所得=収入―経費

   - 会社勤め: 所得=額面―控除金額

  シングルファザー・マザーであれば、お一人が対象ですが、

  ご夫婦共働きであれば、お二人の所得を元に、

  住民税が決まりますので、

  各自治体は、この金額を基準に保育料を決定します。

 
  世帯所得に応じて自治体からの補助が変動しますので、

  世帯所得が低い家庭には、自治体の補助がより大きくなり、

  保育料の負担額が低くなります。

③ 子どもの人数

  2人目以降が保育園に入園する際は、

 保育料負担軽減措置が適応されます。

  これも自治体によって金額に差がありますが、

  国の基準では2人目が半額、

3人目以降は無料となります。

④ 子どもの年齢

  3歳未満の方が、

3歳以上より保育料が高く設定されています。

  これは、小さな子どもの方が、
  より多くの保育士が必要になるからです。

  


⑤ 保育時間

  保育園の1日の最大利用時間は、

  保護者の就労時間の長さによって2つに分けられます。

   1. 保育標準時間:11時間 / 日

   2. 保育短時間:8時間 / 日

  保護者が共にフルタイム勤務の場合は1.、

  いずれかがパートタイム勤務の場合は、

2.が適応されます。

スポンサーリンク

保育料は、いくら掛かるの?

厚生労働省が発表したデータによると、

子ども1人当たりの保育料は「0~70,000円」、

平均値は「20,491円」です。

それでは月額いくら掛かるのか、いくつかのモデルケースを見てみましょう。

  ● 「年収400万円 / 3歳児未満 / 保育標準時間」の場合・・・

    ・ 東京都新宿区:15,400円-

    ・ 大阪市:28,300円

  ● 「年収600万円 / 3歳児未満 / 保育標準時間」の場合・・・

    ・ 東京都中央区:23,500円

    ・ 大阪市:50,700円

  ● 「年収800万円 / 3歳児未満 / 保育標準時間」の場合・・・

    ・ 東京都中央区:37,100円

    ・ 大阪市:61,700円

  ※ 上記の金額は、あくまで参考値です。

  ※ 保険控除額や住宅ローンの有無によっても、

金額が変動します。

  ※ 自治体によって計算方法が異なります。

  ※ 認可外保育園については、各施設設定の保育料となります。

スポンサーリンク

まとめ

いかがでしたか?

保育園の基本情報をとっても、改めて見ると、

初めて知ることも多かったのではないでしょうか?

保育料については、自治体の補助額に差があり、

世帯構成やローンの有無などが影響するため、

一概に計算式で求めることができないのが現状です。

2019年10月から、一部保育料の無償化がスタートしました。

しかし、対象とならない0~2歳児については、

従来通り保育料が必要となります。

お子様の健やかな成長と合わせて、

保護者の方々のワークライフバランスを整えること、

それは、とても簡単なことではありませんが、

この記事でなんとなくイメージが掴んでいただき、

何かの参考になりましたら幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました