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夜驚症って何?症状をよく理解し適切な対処方法を覚えよう!男の子に多いと言われる!

この記事は約5分で読めます。

夜驚症=「やきょうしょう」って

ご存知ですか?

聞きなれない言葉ですが、

睡眠障害の一つで主に3歳~7歳頃の幼児が

寝ているときに突然覚醒し、

泣き叫んだり暴れたりすることです。


比較的、女の子より

男の子に多く見らます。


子どもが夜に泣くと言えば

「夜泣き」を思い浮かべる方が

多いと思います。


両者の違いは、

「夜泣き」は乳児が浅い睡眠の

途中で泣き出すこと。



「夜驚症」は幼児が深い睡眠の途中で

泣き出す(叫ぶ)ことです。


夜泣きは抱っこしたり、

授乳したりすれば泣き止みますが、

夜驚症は完全に無意識の中で起こるので

親がどんなに声をかけても

その声は子どもには届いていません。



そして親の姿もみえていません。


信じられないことですが、

「透明人間」状態なんです!!


なので翌朝

「昨日、怖い夢でも見たの?

大丈夫だった?」と子どもに聞いても

全く記憶に残っていないので

「何のこと?」といった状態です。


夜驚症は入眠後、

約3時間以内に起こるとされいます。


夜泣きのように延々と

泣き続けているわけではなく、

多くは10分以内で泣き止み、

その後は何もなかったように

また眠り始めます。


「何か治療をした方がいいのでは…」と

思ってしまいますが、

成長に伴い、ほとんどの場合は

小学校高学年~思春期にかけて

その症状が自然になくなっていくので

基本的には治療の必要はないと

されています。


しかし、

夜間に子どもの泣き叫ぶ声が聞こえたら

親としては心配で

親の方の目が冴えてしまい、

寝不足になってしまいますよね。


夜驚症の症状が現れる頻度については

人それぞれです。


毎日の子もいれば、

月に1回程度の子もいます。

夜驚症の症状の頻度が高く親の方が辛い、

修学旅行を控えているなど、

夜驚症の症状が

生活に支障をきたすようなら

病院を受診しましょう。


精神科・診療内科で診てもらうことが

基本ですが、

小児科で対応している所もあります。

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夜驚症になる原因や対策はある?

夜驚症になる明確な原因は
わかっていません。

夜驚症の症状が現れるのは

育て方やしつけが悪いからなのかな…。


と悩んでいませんか??


それは全く関係ないです!!


安心してくださいね。

夜驚症になる明確な理由はないものの、

遺伝やストレス、体調不良、

日中に受けた刺激

(怖い、嫌な気持ちだった、

緊張したなど)が

引き起こすことが多いようです。



中にはお母さんが妊娠していて

お母さんや家庭の雰囲気が少し変わった。


ということで

夜驚症の症状が現れる子もいます。


子どもの気持ちは大人が思うより

ずっと繊細です。

大人にとっては気にも留めないような

些細な環境の変化、気持ちの変化を

敏感に汲み取っているんです。


夜驚症のような睡眠障害となって

その気持ちが現れる子もいれば

違う症状となって現れる子もいます。


夜驚症の対策としては

お風呂にゆっくり浸かって

リラックスした気持ちで寝かせる、

寝る前に刺激となるようなテレビや

スマホの動画を見せない、

といったことです。


夜驚症の症状は睡眠後約3時間以内に

起こるとされているので、

頻繁に夜驚症の症状が現れるようなら

その時間を逆算して早めに寝かせましょう。


20時に寝かしつければ23時、

22時に寝かしつければ午前1時。


23時と午前1時では心の余裕が

違いますよね。

夜驚症はなだめようとすると

逆に興奮してしまうことが多いので

静かに見守ることが大切です!


けがをしないように

危険な物は周りに置かないようにしましょう。

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夜驚症と併発することが多い夢遊病って?読み方は?

夜驚症と併発することが多い睡眠障害に

夢遊病=むゆうびょう」があります。

夢遊病は夜驚症と同じく

深い眠りについている時に起こる睡眠障害で、

無意識の状態で

歩き回る状態のことを言います。


夜驚症の場合、

部屋の外に出ないことが多いのですが、

夢遊病の場合は、

部屋の外を出て歩き回ることもあります。


歩き回るだけでなく、着替えをしたり、

排尿したり

複雑な動きを伴います。


夜驚症では周りは

「透明人間状態」でしたが、

夢遊病は一応話しかけると反応します。


ちょっと異様な光景で

びっくりしてしまいますが、

夜驚症と同じで記憶がないことが多いです。


より多く症状が見られるのは

小学校低学年〜小学校中学年頃。


夜驚症より発症年齢は高い傾向にあります。


夢遊病の発症時には特にけがのないよう

見守ることが大切です。


夢遊病は

大人でも発症することがあります。



たくさんお酒を飲んだ時、

強い精神的ストレスを感じている時などに

発症することが多いようです。


大人の場合は火を使って調理したり、

車を運転することだってあります。


危険な行動を伴うことからもしも

大人になって夢遊病を発症した場合は

病院を受診してみた方がいいでしょう。

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まとめ

夜、突然子どもが起きて泣き叫んでいたら

心配で親の方がびっくりするし、

見守るのも辛いものがありますよね。


お母さん一人で抱え込むのではなく、

家族で見守ることが大切です。


夜驚症の多くは脳の成長に伴い、

消失していきます。


子どもが大人になって

そういえば子どもの時

大変だったんだよ~」と

笑って話せる日が来るでしょう!


私も高校生の頃、

なぜかよく金縛りにあっていたことを

思い出します。



今思えば

夜更かしをしすぎていたんでしょうね。



大人になった今は

全くと言っていいほど金縛りにあうことは

なくなりました。


夜驚症を過度に

心配する必要はありませんが、

どうしても辛いときは無理せず

病院を受診してみてくださいね。

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