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加水分解しないスニーカー!崩壊しないスニーカーの探し方!

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加水分解しないスニーカー!

崩壊しないスニーカーの探し方!


加水分解(かすいぶんかい)とは

その物質と空気中の水分が反応して

ボロボロになってしま化学反応のことです。


スニーカーの中でも特に

ソールと呼ばれる靴底の部分に

起きることが多いのですが

使われている素材によっては

加水分解しにくいものもあります。



ただの運動靴という役割だけではなく

おしゃれアイテムの一つであるスニーカー

できることなら

長く履けるものを購入したいですよね。


この記事では

加水分解しにくいスニーカーを選ぶために

見ておきたい

ソールの素材の違いと

加水分解を起こさないためにできる

工夫についてみていきます。


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ゴムじゃないの?加水分解しないソールの見分け方。

ソールとは靴底のことを言いますが

なんとなくゴムかな?って思っていませんか?


もちろんゴムを使っているソールもあるのですが

実は

それ以外にもさまざまな素材に分かれています。


加水分解は

ポリウレタン素材のソールでよく起こります。


商品タグには

PU”と書かれていることが多いです。

ゴムやEVAと呼ばれるクロックスの素材などでは

比較的加水分解は起きにくいとされています。

他に使える素材があるのにも関わらず

加水分解しやすいポリウレタンが

ソールに使われるのには

何か理由があるのでしょうか。



ここでは

そんなソール部分の素材それぞれの特徴と

お店やネットでの見分け方についてみていきます。


[靴のソールに使われる素材]

・ゴム

天然ゴムと合成ゴムがありますが

靴のソールに使われているのは

ほとんどが合成ゴムです。

滑りにくく弾力性があり

すり減ってしまうこともほとんどありません。

見た目としては

大きく薄くした輪ゴムに

滑り止めのでこぼこがついているという感じです。

他の素材と違いベタッとした感触があります。

メリットも大きい素材ですが

最大の難点が重たいということです。

発泡させて軽いゴムも中にはありますが

ソールに使われる場合は

ほとんどが

密度の大きい重たい状態のままなんです。


スニーカーを持ち上げてみて

見た目のシンプルさとは裏腹に

ずっしりした感覚があるなら

ゴム製のソールを使っているのかもしれませんね。


加水分解による劣化は起きにくいのですが

靴の上の部分とソールを貼り合わせている接着剤に

ポリウレタンを使用していることがあります。


そのため

ソールそのものの劣化はなくても

ソールごと剥がれてしまうということはあります。

厨房などの作業靴として販売されている靴などには

ゴムのソールを使っていることが多いです。


・PU(ポリウレタン)

靴のソールとして最もよく使われている素材です。

ポリウレタンの中にも

熱可塑性樹脂の一種であるTPUや

スポンジ状に加工された発泡PUなどがあります。

加水分解しやすい素材ではありますが

軽さを出した上でゴムのような弾力性を出せるので

多くの靴に使われています。


スポーツ用のスニーカーによくある

でこぼこの大きい

ソールを作るのにも適した素材です。


・PVC(ポリ塩化ビニル)

加水分解による劣化は

ポリウレタンに比べてはしにくいとされています。

ですが

もともと硬いポリ塩化ビニルの素材を

柔らかくするために使われている

可塑剤が先に揮発してしまうことにより

スカスカになってしまったり

再び固くなってしまったり

といった劣化の可能性はあります。



温度が低くなると硬くなる性質もあるので

そこまで多くのスニーカーで

使われているわけではありません。


・EVA(エチレン酢酸ビニル)

クロックスなど

特に軽くて柔らかいサンダルなどに

使われている素材です。


簡単に形成できるので

靴の上の部分もソールもひとまとまりになった

クロックスのような形状のものも作れるんですね。


お安く簡単にさまざまな形にできる

継ぎ目のないサンダルか作れるので洗いやすい

とにかく軽い

といったメリットがあるので

子供靴にもよく使われています。


軽いし加水分解も起きにくいという

優秀な素材ではありますが

ソールにするには

削れやすかったり体重に負けてへたりやすいという

弱点もあります。



そのため

簡易的なサンダルや

子供靴への使用に留まっている状態です。


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加水分解を防ぐにはとにかく乾燥!スニーカーを守る湿気防止策。

加水分解は

大切にしまっている靴ほどよく起こります。


靴箱は

通気も悪く湿気が溜まりやすいからです。


また

何足も持っていれば持っているほど

1足の着用頻度は少なくなります。


ここでは

そんな大事な靴を加水分解から守るためにできる

靴箱へのしまい方の工夫を見ていきましょう。


[加水分解を起こさせないようにするためにできること]

1.乾燥させてからしまう

加水分解は

ソールや使われている接着剤の素材と

水分が結びつくことによって起こります。

ですから

結びつく水分を

できる限り取り除くことが大切なんです。

雨の日はもちろんですが晴れの日でも

踏んだ土の中の水分がついたり

掃除したばかりの商業施設の床が濡れていたりと

ソールは常に水分にさらされています。

外から帰ったら

きちんと乾燥させてからしまうことを心掛けましょう。


土などの汚れも

上のような理由でしっかり取り除くことが大切です。


靴の中の蒸れ感も

きちんと乾燥させないとソールに回ってきます。


今日履いた靴はすぐに靴箱にしまわず

一晩置いてから

しまうように習慣づけるのもいいですね。


雨で濡れてしまった靴は

水分に触れている時間が少しでも短くなるように

靴用の乾燥機をかけるなどして

早めに乾かしましょう。


我が家では

布団乾燥機に靴用のアダプタがついていたので

それを差し込んで乾かしています。


2.乾燥剤と防虫剤を入れる

お洋服も衣替えの時には

湿気を防ぐために乾燥剤を入れ

虫食いや黄ばみ防止のために防虫剤を入れますよね。


靴も同じように

乾燥剤や防虫剤を入れてしまうことが大切です。


シューズキーパーとして

形を整えながら乾燥させるものも販売されています。


調湿機能の高い竹炭や木製のシューズキーパーは

100円ショップでも販売されています。


手軽に入手できますね。

また

靴の上の部分は本革、合皮、布など

虫がついたり黄ばんだりしやすい素材も

多く使われています。


ソールはもちろんですが

こうした部分を守るためにも

防虫剤などお洋服のようなケアも取り入れましょう。


3.靴箱の湿気は取り除く

靴箱は風通しの悪い場所です。

玄関の奥まったところにありますし

常に扉を閉めているところですからね。

乾燥剤や除湿剤を置くのはもちろん

定期的に全ての靴を出して陰干する

来客のない時や夜などに開け放しておく

扇風機などで風を送り込んで湿気を吹き飛ばす

といった工夫も大切です。



また

特に大切な靴はジップロックなどに入れて

靴箱の中の湿気から遮断するという工夫も有効です。


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足元の安全のためにもこまめなお手入れを。

靴はおしゃれアイテムの一つではありますが

足元を安全に守るための必須アイテムでもあります。


加水分解しやすいポリウレタン製のソールは

ほとんどの靴に使われているといっても

過言ではありません。


おしゃれな靴をいつまでも履き続けるためにも

普段使いの靴の安全のためにも

靴のお手入れはこまめにするようにしましょう。

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