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お腹は臓器がまとまって入っている場所です。
腹痛は臓器の数だけありますし
実は
全くお腹に関係なくても起きるものなんです。
学校や幼稚園が不安など
子供の頃はそんなことで痛くなることも
ありましたよね。
痛みがさほど強烈ではない時は
どんな痛みか自分でもはっきりしないものですが
よく観察してみると
それぞれちょっとした違いがあるんです。
どのように痛いのか
診察するお医者さんにとっては重要な情報です。
適切な治療を受けるためにも
どのような痛みなのか言葉にしてみましょう。
この記事では
原因別の腹痛の特徴と
すぐにでも病院に行って欲しい危険なサインについて
みていきます。
病気の診断ができるのは医師だけです。
自己判断で終わらせることなく
どんな軽い症状でも病院に行くことは
躊躇わないでくださいね。
腹痛って原因不明が多い!下腹部も左右で原因が変わります。
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お腹を壊した時の痛み
生理痛の痛み
すきっ腹にドカ食いをした時の痛みなど
あなたにとってよくある痛みなら
あぁこれはあの痛みか
とすぐに分かりますよね。
でも
これはいつもと違うけど
どう違うか自分でもよくわからない
くらいの痛みって困りますよね。
日常生活もままならないような痛みなら
すぐにでも病院に行こうとなりますが
なんとなく痛いけど仕事はできてしまうという痛みだと
どの程度緊急性があるのか逆に困ってしまいます。
病院に行ってもなんて説明したらいいのか
自分のこととはいえ
言葉で表現するのは難しいものです。
ここではそんな腹痛を
原因別に言葉で説明していきます。
[内臓痛]
内臓痛は主に腸などの消化器で起きた
痙攣や伸縮が原因で起こる腹痛です。
下痢や吐き気をともなう風邪などで
起こることが多い痛みです。
内臓痛は
例えばお腹を温めたり安静にしていれば
座ってデスクワークくらいはできるというような
耐えられる、鈍い痛みが続くものです。
しばらく時間が経つと
治っていくことが多いのも特徴です。
[体性痛]
体性痛は痛む場所がはっきりとわかる腹痛です。
症状のある臓器のその場所が痛むことが多いです。
体を突き刺すような鋭い痛みが
起こることもあります。
緊急で治療が必要な疾患で
このような痛みが起こることが多いです。
虫垂炎であれば右下
S字結腸捻転なら左下など
部位によって病気を予測することもできます。
ただし
体の中の臓器は複雑に入り組んでいます。
例えば
腎臓は人体模型で見ると肝臓や胃の後ろにあり
正面からは見えません。
女性であれば
卵巣や卵管は左右どちらにもあります。
ですから
具体的な位置ははっきりと医師に
申告する必要はありますが
そこが直接の原因ではないかもしれない
ということも覚えておきましょう。
[関連痛や心因痛]
関連痛は内臓からの痛みが刺激として皮膚に伝わり
離れた部位が痛いと感じることを言います。
腹痛であってもお腹が原因とは限らないのです。
また
ストレスを感じていると自律神経が乱れ
消化運動を行う命令が適切に出されないことがあります。
この場合
痛みの出どころは消化器ですが
真の原因は自律神経ということになります。
こうしたものを心因痛と言います。
腹痛は診察時間を待ってもOK!原因不明のままではダメ!病院には行きましょう。
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腹痛はほとんどの場合
軽度の病気が原因であることが多く
日中の診察時間を待っても大丈夫なことが多いです。
ですが
時には重大な病気が潜んでいることもあります。
また
自分では立てないほどの強い痛みが
起こることもあります。
ここではそんな
急を要する病気など救急車を呼ぶような痛みと
次の診察時間を待っても
いい痛みについてみていきます。
[救急車を呼ぶべき腹痛]
ほとんどの腹痛は
”結果的には”緊急性がなかった
というものがほとんどです。
ですが
・これまで経験したことがないくらい痛い
・いつまで経っても痛みが弱まらない、
もしくは強くなっていく
・お腹に力が入りすぎて硬くなるような痛み
こうした耐え難い痛みは
救急車を呼んでもいいでしょう。
ごくまれに
非常に緊急性の高いものもあるからです。
例えば
心筋梗塞は非常に緊急性の高い病気ですが
その痛みはみぞおち付近に感じることもあり
心臓の疾患が見落とされることもあります。
とはいえ
まさに今痛みを感じているという時に
冷静に痛みを分析している余裕はないですよね。
耐え難い痛みを感じている
でも救急車かどうか判断がつかない時は
まずは#7119に相談してみましょう。
専門のスタッフが症状を聞いた上で
本当に必要な場合は119番に繋いでくれます。
大したことがなかったのに救急車を呼んでしまったと
心苦しくなることもなくなります。
ぜひ積極的に活用しましょう。
[救急外来も選択肢に入る腹痛]
上のようなこれまで経験したことのない痛みでも
タクシーや家族の運転する車で移動できる
安全を確保しながらの移動ができるなら
なるべくそうすることが救急の負担を
減らすことにつながります。
自分で病院に行くことができる
それでもなるべく早く、
日中の診察時間を待つのは危険な場合もあります。
そうした症状は救急外来を受診することができます。
吐き気をともなう腹痛なら
水分が取れるかどうかを判断の基準にします。
繰り返し吐き続け水分が入らないままだと
脱水症状が起きる危険性もあります。
一般的に盲腸と呼ばれる虫垂炎も
数時間単位でだんだん進行していく病気です。
早い段階であれば入院や手術をせずに
治療することができるかもしれません。
[診察時間を待って
早めに受診したい腹痛]
座っていれば耐えられるような痛みや
眠れる程度の痛みが続いていたり
だんだん引いていくような痛みは
次の診察時間まで待っても良いでしょう。
吐き気があっても何回かで治ったり
水分が取れているのであれば待っても大丈夫です。
ただし
上のような強い痛みに変わっていかないかどうか
注意してみておきましょう。
痛みが増していくようなら
救急外来も選択肢に入ってきます。
どこがどう痛いのか言葉にするのが大切。
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体の中は複雑に臓器が入り組んでいて
腹痛の原因は分かりづらいものです。
ちょっとした痛みなら
先延ばしにしてしまいがちでもあります。
手や足のように骨折などで使えなくなって
困るような場所でもありませんしね。
でも体を通常通り動かしていくためには
一つの臓器も欠けてはいけません。
どこがどのように痛いのか
きちんと伝えて
適切な治療を受けられるようにしましょう。
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