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ハムスターの臭腺まわりの毛が薄い!ストレス?病気?

この記事は約6分で読めます。

人間にとって

“毛が抜ける”というのは

ストレスや加齢、服用する薬など

比較的心配になるようなことが原因で

起こります。


言葉を話せない

犬や猫のように症例数も多くないハムスターに

そんな症状が出てきたら

とても心配ですよね。


小さな体ですのでまずは

本当に毛が抜けているのか

確認してみてくださいね。


若いハムスターの場合

臭腺から分泌液が出て

濡れているだけという事もあります。


乾いたら元に戻るようであれば

問題はありませんが、

そうでない場合は

基本的に動物病院を受診してください。


毛が抜ける原因には

細菌感染やアレルギー

生活の中で擦れたりした外傷などがあります。


この記事では

ハムスターの毛か抜けてしまうという症状について

特に臭腺の付近で起こるものの原因について

みていきたいと思います。

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ハムスターの臭腺はどこ?濡れてるだけなら大丈夫。

まずは臭腺の位置を確認しましょう。

臭腺の位置は

ハムスターの種類によって異なります。


ハムスターと呼ばれるものにはいくつが種類があり

飼育用として流通しているハムスターには

主にゴールデンハムスター属

ヒメキヌゲネズミ属があります。


ゴールデンハムスター属には

ゴールデンハムスター

ヒメキヌゲネズミ属には

ジャンガリアンハムスター

キャンベルハムスター

ロボロフスキーハムスター

が分類されます。


ゴールデンハムスター属の臭腺は

両腰にある3mm程度の黒い点があり

すぐに見つけることができます。


ヒメキヌゲネズミ属は

お腹の真ん中にひとつ

さらに

ジャンガリアンハムスターと

キャンベルハムスターには

口の両脇にも小さなものがあります。


どちらも

繁殖や威嚇のために分泌液が出され

メスよりもオスの方が発達しています。


この臭腺から分泌されたものが

濡れて毛が寝た状態になっていると

毛が抜けてしまっているかのように

見えてしまうことがあります。


まずはそこを確認してみてください。

体液なので当然水だけではなく

さまざまなものが含まれた液です。

乾いて固まる事もあります。

体毛についたまま固まると

かさぶたのように毛が絡まり合って

取れにくくなる事もあるんです。


基本的にはハムスター自身が

毛づくろいや砂浴びをして

自然に取れていくものなので

特に私たち人間がすることはありません。


無理に剥がそうとすることで

本当に毛が抜けてしまう事もありますからね。


どうしても気になる場合は

綿棒を使ってオリーブオイルなどを染み込ませ

柔らかくすることで取ることも出来ますが

まずはハムスター自身に

任せることをおすすめします。


他に

いったんは様子を見守ってもいい原因として

擦れによる脱毛があります。


ご存知のようにハムスターは

ちょこちょこと細かく

そしてその大きさからすると

とんでもない速さで動き回る生き物です。


よく通る隙間に体が擦り付けられたり

回し車に体が擦れる状態が続くと

その部分の毛だけが擦れて

無くなってしまうことがあるんです。


こうした原因がはっきりしている場合は

ケージ内の配置を変えてみたり

回し車などのおもちゃを別のものに変えて

様子を見てみましょう。


このような対策をしても

治る気配がない場合は

念の為病院に相談してみてくださいね。

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ハムスターの臭腺が腫れている⁈すぐに病院に行ったほうがいいの?

小さな体なので

病気のサインもとっても小さいハムスター。


ほんの少しの違和感が実は大きな病気だった

ということも珍しくはありません。

普段から

ただ可愛がるだけではなくて

触り心地や表情、食欲や排泄物など

きめ細やかな観察が必要です。


ここでは

病気のサインかもしれない

身体の腫れや行動について見ていきます。


[しこりのようなものが
触れる]

ハムスターの皮膚越しに

コロコロ動く塊のようなものに触れることが
あります。

こうした”しこり”は多くの場合は良性で

それ自体は特に害はないことも多いです。


ですが

しこりは多くの場合成長し

他の臓器を傷つけたり

表面が破れてしまうこともあるのです。


また

良性か悪性かは直接調べてみないと

わかりません。

そのためほとんどの場合

手術で取り除きます。

検査をして良性だとわかれば安心ですし

日帰りで処置できることもあるので安心ですね。

もちろん、

ごく稀に悪性の腫瘍であることもあるので

早めに受診することが大切ですね。


[ニキビダニ]

ニキビダニとは

ハムスターの常在菌のようなもので

ある程度の数はいて当たり前のものです。


ですが

ストレスや環境の変化

ケージ内の床材が変わっただけでも

一時的に免疫力が下がり

ニキビダニが大量発生してしまうことが

あるのです。


違和感や痒みから

ハムスター自身が掻きむしってしまい

毛が抜けてしまっているのかもしれませんね。


病気ではないので

こまめな掃除や静かな環境づくりで

ハムスターが必要以上に

触ってしまうことを防ぎながら

治るのを待ちます。


また

最近使うメーカーを変えたものがあるなら

元に戻すことも必要かもしれません。


[出血がある]

上のようなニキビダニや

臭腺からの分泌液によるかさぶたなど

ハムスター自身が掻きむしってしまい

出血してしまっていることがあります。


ほんの少しの出血であれば

すぐに病院に行く必要はありませんが

何度も続く場合や

ポタポタと垂れるような大きな出血なら

病院でその原因を探る必要があります。



人間とは違い

皮膚の上が毛で覆われているハムスターは

出血があってもどこからなのか

傷の大きさや深さはどのくらいなのか

簡単には見定められないことも多いです。


臭腺周りの痒みで

引っ掻いてしまったことによる出血なら

良いのですがその他の場所の場合

命に関わることもあります。


出血の場所や量は

言葉ではうまく伝わらなかったり

拭きとってしまったりハムスター自身が

舐めてしまったりして

病気の見落としに繋がることもあります。



出血や気になる傷は

確認した時点で写真に撮るなどして

出来るだけ正確に

お医者さんに伝えられるようにしたいですね。

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こまめな観察と受診で穏やかな生活を。

大切なハムスター、

家族として迎え入れたからには

できるだけ心穏やかに

健やかに過ごしてもらいたいものです。


でも

人間とは構造が違う体のことは

なかなかわかってあげられないこともあります。


人間のように医療施設が充実しているわけで

はないハムスターですが

ぜひ信頼できる動物病院を見つけて

心配なことはすぐにでも相談できる環境を

整えてあげてくださいね。

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