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ハムスターにトマトは要注意!気をつければメリットも!

この記事は約6分で読めます。

大切なハムスターには

質の良い健康的な食事をとってもらいたい

と思うのは当然のことです。


でも

人間の感覚では健康的な食材が

ハムスターにも良い影響を与えるのか

とても気になります。


栄養と共に水分補給できるトマトは

生のまま食べる事ができ

人間にとっては気軽な食材のひとつです。


夏野菜は水分量が多く

あまり水を飲まないハムスターにあげたいなという方も

多いのではないでしょうか。


結論から言うとトマトは

部位や量を厳密に管理すればあげることができる

食材です。

基本的には

ハムスター用のペレットのような

バランスが考えられた食事をあげることを前提に

ご褒美のつもりで

少しだけあげるくらいがちょうどいいのです。


この記事では

ハムスターにあげることのできる
トマトの部位や量

・ハムスターの夏場の水分補給について
気にしてあげたいポイント

についてみていきたいと思います。


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ハムスターにトマトをあげる時は茎、皮、種は完全除去!水分量にも注意!

ハムスターにトマトをあげるときは

完熟トマトを1cm角に切り

皮を剥いた果肉を

週に1回以下で

というのが大前提です。


[あげる部位について]

トマトに含まれる成分の中で

ハムスターにとって危険なのは

”トマチン”という中毒成分です。

これは人間にとっても
量を摂りすぎると危険です。

トマチンは

トマトの茎や葉っぱに多く含まれ

まだ熟していない緑色のトマトにも含まれています。


トマトの緑色は危険

と覚えておくと良いですね。

また

種の部分にはトマチンは入っていませんが

ハムスターには消化できない形状です。


皮は人間でも

苦手な人、子供やお年寄り

噛み切ることができず

喉に張り付いたりする危険がある人など

注意しなければならない部位です。


ハムスターには鋭く強い前歯がありますが

膜状になった皮を噛み切るのは難しいものです。


よって

ハムスターにあげることのできる部位は

果肉のみということになります。


[量について]

ハムスターに必要な水分量は

1日に体重の10〜15%程度です。

これは

ゴールデンハムスターの大人でいうと

10〜30ccです。

30ccって

人間の大人なら一口にも満たない量ですよ。

さらに小さい種類のハムスターなら

摂取量はもっと少なくなります。

対してトマトは

重さの94%が水分でできています。

1cm角に切ったトマトは大体2gくらい。

2ccほどの水分量があるので

10ccしか飲まないハムスターなら

それだけで5分の1になってしまいます。


ハムスターにあげる食事は

乾いたものを!

という注意は本などでも書かれていますが

人間にとっては大したことない量も

ハムスターには

大きな大きな違いなのだなと実感できます。


人間でも

お水をがぶ飲みすれば

お腹が緩くなったりなど影響がありますよね。


ハムスターも下痢などを起こす可能性があるので

水分の摂取量には注意してあげたいですね。


[どうしてもあげたいならドライトマト]

とはいえトマトには

“リコピン”というとっても良い成分も含まれています。


抗酸化作用といって

体が酸化して古くなってしまうのを

抑える働きが期待されます。


これを少しでもハムスターにあげたい場合

何か手立てはないのでしょうか。

実はこうした需要は多くあるようで

小動物用のドライトマト

という商品があるのです。

人間用のものは

甘みが加えられていたり

添加物が含まれていたりするので

ペット用のシンプルなものを選びます。


ドライトマトにすることで

栄養素がぎゅっと凝縮されるので

少ない量でも効率的に栄養素を摂取出来ますよ。


甘みも増すので

もっと食べやすくなるかもしれませんね。


でも

いくら体にいいと言っても

小さなハムスターの体にはほんの少しで十分。


ミニトマトをスライスしたドライトマトなら

週末のご褒美にひとかけら

くらいで抑えておきましょう。


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ハムスターにも夏野菜のメリットを。トマトを上手に取り入れて。

ハムスターに

トマトをあげたい理由として

水分補給が挙げられますが

確かにハムスターは暑さは苦手で

夏場の水分補給や体温調節は

かなり重要な問題です。


でも

ハムスターを含めて動物は

暑がっているのか寒がっているのか

なかなか分かりづらいものです。


ここでは

特に夏場のハムスターの体調管理で

注意して観察したいポイントを見ていきます。


[ハムスターの暑いサイン]

ハムスターをはじめ動物の多くはほとんど汗をかかず

人間のように

自分の体温を調節して環境に合わせる

ということが出来ません。


いつもは巣箱に入って寝ているのに

今日は顔を出している

お腹を出して寝ている

床材を避けている

といったしぐさは

ハムスターの「暑い」のサインです。


少しでも冷たい所を探して

体を冷やそうとしているのです。

そのため

おうちでハムスターを飼う場合は

おうちをハムスターの生育環境に合わせる

ことが必要になります。


ハムスターは元々

乾燥地帯の穴の中で生活する生き物で

気温 20℃〜24℃

湿度 40%〜60%

というのが最適な生育環境です。


日本の夏場は

気温も湿度もこれより随分と高くなります。

ですので

ハムスターをおうちで飼うなら

夏場は24時間エアコン付けっぱなし

という状態が必要になるのです。

また

冷たい陶器の巣箱に変える

ケージの周りに保冷剤を置く

といった工夫や

ケージの中に温湿度計を置いて

体感ではなく正確に温度と湿度を把握する

という気配りも必要になります。


[夏場の水分補給]

周りの環境に気配りをしても

気温の感じ方はそのハムスターによって違います。

ハムスター自身で

好きなタイミングで

水分補給ができる環境にしてあげるのも

大事なポイントになります。


あげすぎには注意が必要ですが

トマトをはじめ水分が多い野菜なら

自然に水分補給が出来ます。


給水器のお水も

夏の方が減りが速いことが多いので

こまめに替えてあげるといいですね。


また

気温湿度が高いということは

食材やお水も腐りやすくなるということです。


ハムスターは食べかけの食事を

巣箱に持ち帰ったり

床材の下に埋めて隠したりします。


生のトマトなどペレット以外のものをあげる時は

食べている様子をしっかり観察して

残した時はすぐに回収するようにしましょう。


給水器も

夏場は1日2~3回は交換するようにして

水垢がたまらないようにこまめに洗ってくださいね。


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トマトをほおばる姿を見守る至福の時間を大切に。

たまにあげるトマトは

ハムスターにとってもご褒美ですが

人間にとってもご褒美です。


大切なハムスターが

その小さなおててで大きな野菜を抱えて食べる姿は

ハムスターを育てる醍醐味のひとつですよね。


そんなかわいい姿を

いつまでもずっと見ていられるように

トマトをあげる時には

完熟トマトを1cm角に切り

皮を剥いた果肉を

週に1回以下で

をしっかり守りましょう。



そして

気温や湿度、衛生環境にも

気をつけてあげてくださいね。

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