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大切なハムスターには
質の良い健康的な食事をとってもらいたい
と思うのは当然のことです。
でも
人間の感覚では健康的な食材が
ハムスターにも良い影響を与えるのか
とても気になります。
栄養と共に水分補給できるトマトは
生のまま食べる事ができ
人間にとっては気軽な食材のひとつです。
夏野菜は水分量が多く
あまり水を飲まないハムスターにあげたいなという方も
多いのではないでしょうか。
結論から言うとトマトは
部位や量を厳密に管理すればあげることができる
食材です。
基本的には
ハムスター用のペレットのような
バランスが考えられた食事をあげることを前提に
ご褒美のつもりで
少しだけあげるくらいがちょうどいいのです。
この記事では
・ハムスターにあげることのできる
トマトの部位や量
・ハムスターの夏場の水分補給について
気にしてあげたいポイント
についてみていきたいと思います。
ハムスターにトマトをあげる時は茎、皮、種は完全除去!水分量にも注意!
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ハムスターにトマトをあげるときは
完熟トマトを1cm角に切り
皮を剥いた果肉を
週に1回以下で
というのが大前提です。
[あげる部位について]
トマトに含まれる成分の中で
ハムスターにとって危険なのは
”トマチン”という中毒成分です。
これは人間にとっても
量を摂りすぎると危険です。
トマチンは
トマトの茎や葉っぱに多く含まれ
まだ熟していない緑色のトマトにも含まれています。
トマトの緑色は危険
と覚えておくと良いですね。
また
種の部分にはトマチンは入っていませんが
ハムスターには消化できない形状です。
皮は人間でも
苦手な人、子供やお年寄り
噛み切ることができず
喉に張り付いたりする危険がある人など
注意しなければならない部位です。
ハムスターには鋭く強い前歯がありますが
膜状になった皮を噛み切るのは難しいものです。
よって
ハムスターにあげることのできる部位は
果肉のみということになります。
[量について]
ハムスターに必要な水分量は
1日に体重の10〜15%程度です。
これは
ゴールデンハムスターの大人でいうと
10〜30ccです。
30ccって
人間の大人なら一口にも満たない量ですよ。
さらに小さい種類のハムスターなら
摂取量はもっと少なくなります。
対してトマトは
重さの94%が水分でできています。
1cm角に切ったトマトは大体2gくらい。
2ccほどの水分量があるので
10ccしか飲まないハムスターなら
それだけで5分の1になってしまいます。
ハムスターにあげる食事は
乾いたものを!
という注意は本などでも書かれていますが
人間にとっては大したことない量も
ハムスターには
大きな大きな違いなのだなと実感できます。
人間でも
お水をがぶ飲みすれば
お腹が緩くなったりなど影響がありますよね。
ハムスターも下痢などを起こす可能性があるので
水分の摂取量には注意してあげたいですね。
[どうしてもあげたいならドライトマト]
とはいえトマトには
“リコピン”というとっても良い成分も含まれています。
抗酸化作用といって
体が酸化して古くなってしまうのを
抑える働きが期待されます。
これを少しでもハムスターにあげたい場合
何か手立てはないのでしょうか。
実はこうした需要は多くあるようで
小動物用のドライトマト
という商品があるのです。
人間用のものは
甘みが加えられていたり
添加物が含まれていたりするので
ペット用のシンプルなものを選びます。
ドライトマトにすることで
栄養素がぎゅっと凝縮されるので
少ない量でも効率的に栄養素を摂取出来ますよ。
甘みも増すので
もっと食べやすくなるかもしれませんね。
でも
いくら体にいいと言っても
小さなハムスターの体にはほんの少しで十分。
ミニトマトをスライスしたドライトマトなら
週末のご褒美にひとかけら
くらいで抑えておきましょう。
ハムスターにも夏野菜のメリットを。トマトを上手に取り入れて。
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ハムスターに
トマトをあげたい理由として
水分補給が挙げられますが
確かにハムスターは暑さは苦手で
夏場の水分補給や体温調節は
かなり重要な問題です。
でも
ハムスターを含めて動物は
暑がっているのか寒がっているのか
なかなか分かりづらいものです。
ここでは
特に夏場のハムスターの体調管理で
注意して観察したいポイントを見ていきます。
[ハムスターの暑いサイン]
ハムスターをはじめ動物の多くはほとんど汗をかかず
人間のように
自分の体温を調節して環境に合わせる
ということが出来ません。
いつもは巣箱に入って寝ているのに
今日は顔を出している
お腹を出して寝ている
床材を避けている
といったしぐさは
ハムスターの「暑い」のサインです。
少しでも冷たい所を探して
体を冷やそうとしているのです。
そのため
おうちでハムスターを飼う場合は
おうちをハムスターの生育環境に合わせる
ことが必要になります。
ハムスターは元々
乾燥地帯の穴の中で生活する生き物で
気温 20℃〜24℃
湿度 40%〜60%
というのが最適な生育環境です。
日本の夏場は
気温も湿度もこれより随分と高くなります。
ですので
ハムスターをおうちで飼うなら
夏場は24時間エアコン付けっぱなし
という状態が必要になるのです。
また
冷たい陶器の巣箱に変える
ケージの周りに保冷剤を置く
といった工夫や
ケージの中に温湿度計を置いて
体感ではなく正確に温度と湿度を把握する
という気配りも必要になります。
[夏場の水分補給]
周りの環境に気配りをしても
気温の感じ方はそのハムスターによって違います。
ハムスター自身で
好きなタイミングで
水分補給ができる環境にしてあげるのも
大事なポイントになります。
あげすぎには注意が必要ですが
トマトをはじめ水分が多い野菜なら
自然に水分補給が出来ます。
給水器のお水も
夏の方が減りが速いことが多いので
こまめに替えてあげるといいですね。
また
気温湿度が高いということは
食材やお水も腐りやすくなるということです。
ハムスターは食べかけの食事を
巣箱に持ち帰ったり
床材の下に埋めて隠したりします。
生のトマトなどペレット以外のものをあげる時は
食べている様子をしっかり観察して
残した時はすぐに回収するようにしましょう。
給水器も
夏場は1日2~3回は交換するようにして
水垢がたまらないようにこまめに洗ってくださいね。
トマトをほおばる姿を見守る至福の時間を大切に。
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たまにあげるトマトは
ハムスターにとってもご褒美ですが
人間にとってもご褒美です。
大切なハムスターが
その小さなおててで大きな野菜を抱えて食べる姿は
ハムスターを育てる醍醐味のひとつですよね。
そんなかわいい姿を
いつまでもずっと見ていられるように
トマトをあげる時には
完熟トマトを1cm角に切り
皮を剥いた果肉を
週に1回以下で
をしっかり守りましょう。
そして
気温や湿度、衛生環境にも
気をつけてあげてくださいね。