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鼻水が緑色の時は治りかけ?風邪を治すための建設的な行動。

この記事は約7分で読めます。

鼻水がはよくある風邪症状ですが

思い出してみると

風邪の経過に応じて

色や状態が少しずつ変わっていきますよね。

緑色がかっている鼻水には

ウイルスやそのウイルスと戦った

白血球の死骸が含まれています。


つまり

治りかけの時に出てくるものなのです。

熱が出るか出ないかに関わらず

体の中でのウイルスとの戦いが終わり

体には不要なものを排出しているのです。


でも、中には鼻の中で炎症を起こしている

サインであることもあるんです。


ただの風邪と
軽く見てしまいがちな鼻水ですが

炎症を起こしていると聞くと

少し心配になりますよね。


この記事では

風邪の始まりから終わりまで

その経過のなかで鼻水の状態は

どのように変化するのか

風邪を少しでも早く治すコツ

について見ていきたいと思います。

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鼻水が緑色でネバネバしているのは戦った証?風邪のひき始めから終わりまで。

まずは

風邪のひき始めから終わりまでを順に

風邪の経過を見ていきましょう。


[風邪のひき始め 
ウイルスの侵入を防ぐ]

風邪のひき始めの鼻水は

ウイルスをこれ以上体内に

侵入させないために流れます。


まだ、体の表面にただ

くっついているだけのウイルスを

まるでシャワーで洗い流すかのように

サラサラと大量の鼻水で外に追い出すのです。


もう一つのウイルスの侵入口である喉でも

咳で喉の粘膜に張り付いたウイルスを

追い出そうとします。


喉と鼻は繋がっているので

鼻水の一部は

喉の方に垂れていくこともあります。


この鼻水もまた

咳として外に排出されるんです。

この場合は

少し痰が絡んだような咳になることもあります。

咳であっても鼻水であっても

排出しようとしているものを

残したままにしてしまえば

体の奥まで侵入するのを

許してしまうことになります。


鼻水を吸ってしまったり

咳を我慢してしまうと

ウイルスの方を

助けてしまうことになるんです。


[発熱中 
ウイルスを攻撃し死滅させる]

ウイルスが体の中に侵入すると

白血球が反応して

ウイルスとの戦いが始まります。


ウイルスとの戦いは

白血球の捨て身の戦いです。

ウイルスを見つけると

自らの中に取り込んで消化してしまいます。

そして

そのまま死骸として外に

排出されてしまうのです。

先程のシャワーのような鼻水と違い

ウイルスや白血球の死骸が混ざっているので

ネバネバした、色のついた

鼻水になるんです。


また発熱には

この白血球の戦いを手助けし

ウイルスの動きを妨げる役割があります。


白血球などの免疫細胞は

体温が上がることによって活発になり

細胞の数も増えます。

つまり戦う兵隊の頭数が増えるんです。


逆にウイルスにとっては

体温の高い体は生死を脅かす環境になります。

ウイルスの繁殖には

気温が低く乾燥した環境が必要です。

40°Cを超える環境では
死滅すると言われています。

熱が出るというのは

それ自体が悪いことのように思われがちですが

むしろ免疫細胞を助太刀する

とても重要な働きなんです。


[風邪の治りかけ 
ウイルスや白血球の死骸を排出する]

白血球やウイルスの死骸の排出は

一度に大量にはできないので

熱が下がってもしばらく続きます。

一生懸命働いてくれた細胞ですが

体にはもう不要な存在です。

正常な体の働きのためには

一刻も早く体の外へ排出する必要があります。

鼻水として排出されるのはもちろん

咳としても排出されます。

また

この鼻水も喉の方へ落ちて

痰の絡んだ咳になります。

鼻水を吸ってしまうと

いつまでも排出が終わりませんし

痰となって出てくるだけなので

二度手間です。


きちんと鼻をかんで

早くだしきってしまうのが得です。


[なかなか治らない鼻水は
副鼻腔炎の可能性も]

色のついた鼻水は

ほとんどの場合治りかけで

何日かすると落ち着きます。


ですが

中にはこのまま副鼻腔炎に

移行してしまう場合もあるんです。


黄色よりも緑色の鼻水の方が

副鼻腔炎で炎症を起こしている

可能性が高いようです。

副鼻腔炎とは

簡単に言うと”鼻水がいつまでも

治らないこと”を言います。

鼻水が長引く事で炎症が起き

いつも空であるはずの副鼻腔に

膿が溜まってしまっているのです。


明らかにウイルスの排出は

終わっているであろう

というくらい日数が経っているにも関わらず

いつまでも鼻水が治らない

むしろ

色や臭いが強くなっているなら

たかが風邪と放っておかずに

耳鼻咽喉科を受診しましょう。

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鼻水が緑色ならもうそろそろ治る?風邪を論理的に治すコツ。

風邪は咳や鼻水、発熱など

それ自体はよくある症状で心配はしなくても

厄介なものであることに変わりはありません。


特に忙しい方ほど

仕事に穴を空けるくらいならと

無理をして働き続けてしまいます。


でも

咳も鼻水も発熱も

風邪を治すために

体が起こす最も効率的な方法です。



必要なだけ鼻水を出し

必要なだけ熱を出しているだけなので

体も心も休ませて戦いに協力するのが

実は最も効率的な治し方なんです。



それに

「早く治らないかなー」

ただ待っているのではなく

具体的に対処する論理が分かっていれば

「建設的な行動ができた」

納得できるのではないでしょうか。



ここでは

風邪を少しでも早く治すためにできる

風邪中の過ごし方のコツについて

見ていきます。


[発熱前の鼻水や咳]

・鼻水を出す

せっかく排出しようとしている鼻水を

体に留めてしまってはウイルスの方を

手助けしてしまうことになります。

こまめに鼻をかんで



できる限り
ウイルスを外に追い出しましょう。


・うがいをする

喉もまた

ウイルスの入口になります。

こまめにうがいをして

喉からの侵入も防ぎましょう。

こまめに水分を摂ることも有効です。

胃まで流してしまえば

胃酸によってウイルスを

死滅させることが出来ます。

ウイルスの侵入口は
あくまで”粘膜”です。

喉や鼻の粘膜から

ウイルスを取り除くことを考えましょう。

・体を温め加湿する


ウイルスの大敵は”熱”と”湿度”です。

生きにくい環境を作って
ウイルスの侵入を防ぎましょう。


[発熱してしまったら]

・エネルギー源を絶やさない

熱を発生させるのにもエネルギーが必要です。

体調が悪い中でも楽に取れる食事で

風邪と戦う体力をつけましょう。


・心と体を休める

発熱も

鼻水や咳がある中で呼吸するのも

体力を使います。

病は気からといいますが

何も気兼ねすることなくゆっくり休める事が

風邪から回復するために必要な

事なのではないでしょうか。


仕事や学校の事は一旦脇へ置いて

深く眠れるようにできるといいですね。


・体を温め加湿する

熱が上がりきるまでは

体は発熱しようとパワーを使っています。

その加勢ができるように

体を温め加湿しましょう。


[熱が下がってきたら]

・栄養を取り体力を付ける

体調が悪いと

十分に食事が取れないにもかかわらず

発熱で体力を消耗し

体を元の状態に戻す体力が足りていません。


体を休めつつも

しっかりと栄養になるものを食べて

早く元の状態に戻れるようにしましょう。


・鼻水や咳を出し切る

鼻水や咳に含まれているウイルスは

既に死滅した物がほとんどですが

鼻水が残っているのは

普通の状態ではありません。


きちんと出し切らないことには

鼻水の出る不快感は無くなりません。


鼻をかんだり

喉に落ちて痰が絡むようならうがいをして

なるべく早く出し切るようにしましょう。

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少しでも早く風邪を治すために。

風邪は厄介なものです。

きちんと滞りなく

月〜金まで働くことを前提とした生活は

数日間お休みするのも躊躇してしまうくらい

立て直すのが難しいもの。


でも

ここで無理をしてしまうと

適切な時間で対処できるはずだった風邪を

逆に長引かせてしまうかも知れません。


抗わずに

少し体の手助けをしながらゆっくり休むのが

実は1番手っ取り早く風邪を治す方法なんです。


自分が

建設的な論理的な行動を取れているという事も

気持ちを整えて休むのに良いですね。


少しでも早く治して

またアクティブに活動できるといいですね。

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